はじめに2015年10月05日 13:08

ミュージアムは以前から作りたいと思っていた。小倉コレクションも充実してきたし、そろそろ始めようかと準備も進めていた。その矢先の平成23年6月、私が産婦人科の手術中に脳出血で倒れてしまったのである。
何をするのにも体がいうことをきかない。さてゴ―サインをだすべきか?それともここで断念するべきか?そして決めた。モットーは「世のため人のため」。
手始めにまずは「ミュージアムを」。
「何時やるの?」
「今でしょ!」
「誰がやるの?」
「息子でしょ!?」
という事で平成24年4月にミュージアムがオープン。ついに館長となった。

 一方、病院ではこの際だから全身の検査をしましょうということで、検査のため浣腸をすることに。つまり浣腸した後に館長になったことになる。従って館長職にあまり良いイメージはなく、「館長」と呼ばれると「浣腸!」と聞こえる後遺症が。条件反射とは恐ろしいものである。

 太田蜀山人が「今までは人のことだと思いしが、わしが死ぬとはこりゃ堪らん」という句を残しているが、浣腸されながら、なるほどなるほど、「今までは人のことだと思いしが、わしが浣腸されるとはこりゃ堪らん」と蜀山人の心境に一歩近づいた気分であった。

 何はともあれ館長日記が浣腸日記にならないように気をつけようと思っている。

コメント

_ (未記入) ― 2015年11月13日 07:47

長い間八戸の周産期医療にご尽力頂きありがとうございました。本当にお疲れ様でした。後遺症が早く無くなることをお祈りしてます 笑

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