白 ― 2015年11月24日 14:14
平安時代のお化粧は、顔を白粉でこってりと厚く塗った。だから笑うと顔中ひび割れがして化粧が剥がれ落ちた。そのため滅多に笑わなかった。笑う時はおちょぼ口で笑い、扇子で顔を隠して笑った。これはセンスの問題ではなく扇子の問題であった。
今の人は幸せである。いくら大口を開けて笑っても顔がひび割れになることは無い。もちろんお化粧とは化けて粧う訳であるが、これに関しては説明するまでも無いだろう。
昔は暗かった。だから夜も更けてくると顔がよく分からない。そこで歌舞伎などでは、暗くてもよく見えるように顔を白く塗った。 面白いという言葉の語源は面、つまり顔がパッと白く輝くことを言う。白い犬は尾も白いというのとはちょっと違うのである。
そういえば、子供の頃我が家では「しろ」という犬を飼っていた。大層賢い犬で、ある夜、家の前の堰に向かって吠えまくっている。何事かと覗いてみると、お金が落ちていた。家の者達は大層喜んで、というよりも次を期待してやたら大切にしたが、二度と奇跡は起きなかった。
先日偶然にもその「しろ」の写真が出てきたのだが、「しろ」は思った程白くなかった。もちろん尾も白くなくて、面白くなかった。
追伸;「面黒い」って知ってます?
1、「おもしろい」をしゃれていう場合、
2、「おもしろい」の反対、つまり「面白くない」ということ。
となると、2の意味で使うと「しろ」の尾も白くなかったので「面黒い」ということに。でもこれではやはり面白くない。
今の人は幸せである。いくら大口を開けて笑っても顔がひび割れになることは無い。もちろんお化粧とは化けて粧う訳であるが、これに関しては説明するまでも無いだろう。
昔は暗かった。だから夜も更けてくると顔がよく分からない。そこで歌舞伎などでは、暗くてもよく見えるように顔を白く塗った。 面白いという言葉の語源は面、つまり顔がパッと白く輝くことを言う。白い犬は尾も白いというのとはちょっと違うのである。
そういえば、子供の頃我が家では「しろ」という犬を飼っていた。大層賢い犬で、ある夜、家の前の堰に向かって吠えまくっている。何事かと覗いてみると、お金が落ちていた。家の者達は大層喜んで、というよりも次を期待してやたら大切にしたが、二度と奇跡は起きなかった。
先日偶然にもその「しろ」の写真が出てきたのだが、「しろ」は思った程白くなかった。もちろん尾も白くなくて、面白くなかった。
追伸;「面黒い」って知ってます?
1、「おもしろい」をしゃれていう場合、
2、「おもしろい」の反対、つまり「面白くない」ということ。
となると、2の意味で使うと「しろ」の尾も白くなかったので「面黒い」ということに。でもこれではやはり面白くない。
コメント
_ (未記入) ― 2015年11月26日 07:48
館長面白い 笑
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