猫よ!4 ― 2017年02月24日 12:35
猫よ!あれは本当だったんだろうかね〜。
誰かが聞いたんだよね〜。
猫のひげは何の為にあるの?って。
それで誰か忘れたけど、物知りが言ったんだよ。
昔は物知り博士があっちこっちにいたからね〜。
おんべ博士が。「おんべでる、おべでる。」覚えてる覚えてる。知ってる知ってるって。適当なんだよね〜!
そのおんべ博士が言うことにゃ。
狭いところを通るときに、あのヒゲで長さを測っているんだよ、って。ヒゲで長さを測って、ヒゲの間の長さより狭いところは通れないんだと。だからみんなで試してみようということになったんだよ。ヒゲを切ってさ。障子の隙間の長さを色々変えてその度におまえをけしかけたけど、なーんか上手くいかなくって。結局よく分からなかったんだよね〜。
一体おまえのヒゲは何の為にあるんだろうねぇ。ニャンとか言ってくれれば良かったのにねぇ〜。それにしても猫のヒゲってなかなか伸びないものだね〜。もとに戻るまで随分かかったよね〜。
あのヒゲを切ったのは実は私なんだよ。
猫よ!・・・ごめん!
誰かが聞いたんだよね〜。
猫のひげは何の為にあるの?って。
それで誰か忘れたけど、物知りが言ったんだよ。
昔は物知り博士があっちこっちにいたからね〜。
おんべ博士が。「おんべでる、おべでる。」覚えてる覚えてる。知ってる知ってるって。適当なんだよね〜!
そのおんべ博士が言うことにゃ。
狭いところを通るときに、あのヒゲで長さを測っているんだよ、って。ヒゲで長さを測って、ヒゲの間の長さより狭いところは通れないんだと。だからみんなで試してみようということになったんだよ。ヒゲを切ってさ。障子の隙間の長さを色々変えてその度におまえをけしかけたけど、なーんか上手くいかなくって。結局よく分からなかったんだよね〜。
一体おまえのヒゲは何の為にあるんだろうねぇ。ニャンとか言ってくれれば良かったのにねぇ〜。それにしても猫のヒゲってなかなか伸びないものだね〜。もとに戻るまで随分かかったよね〜。
あのヒゲを切ったのは実は私なんだよ。
猫よ!・・・ごめん!
猫よ!3 ― 2017年01月30日 22:49
猫よ!おまえ、食べ過ぎなんだよ、食べ過ぎ!
あんなにスルメを食べたら、そりゃ〜具体悪くなるよ。
それにしてもいっぱいスルメがあったよね。
私達親子が居候していた母の姉の家は、水産加工所だものね。
スルメを加工して袋詰めにして売っていたんだ。
大層繁盛したんだよね~。
だから束ねたスルメが山と積んであった。
それをいいことに、うちに飼われて来たとき、子猫だったおまえはやたらスルメを食べまくったよね〜!
あんなに食べちゃいけないよ。
被害甚大だったんだよ。とたんにお腹を壊してさ。
それも性懲りもなく何度も何度も。
おまけに吐いてさ。
でもあれで分かったんだけど、猫ってお腹を壊したときには草を食べるんだね。
あれでお腹の調子を整えるんだね。
しかしそんなことを繰り返すうちにさすがにスルメには見向きもしなくなったよね。
あんなにお前が食べまくっても誰も怒らなかったろ~!
不思議に思って聞いてみたことがあるんだよ。
そしたらさ~。何て言ったと思う。
たった一言「今に飽きるよ」だって。
全くその通りだったものね。
いや〜。おかげで勉強になったね〜!
でも、苦しんでいるおまえを助けもしないで放っておいて・・・というか、どうして良いのか分らなかったんだよね~。
お前は猫だしね~。
人間とは違うしね~。
猫よ!・・・ごめん!
あんなにスルメを食べたら、そりゃ〜具体悪くなるよ。
それにしてもいっぱいスルメがあったよね。
私達親子が居候していた母の姉の家は、水産加工所だものね。
スルメを加工して袋詰めにして売っていたんだ。
大層繁盛したんだよね~。
だから束ねたスルメが山と積んであった。
それをいいことに、うちに飼われて来たとき、子猫だったおまえはやたらスルメを食べまくったよね〜!
あんなに食べちゃいけないよ。
被害甚大だったんだよ。とたんにお腹を壊してさ。
それも性懲りもなく何度も何度も。
おまけに吐いてさ。
でもあれで分かったんだけど、猫ってお腹を壊したときには草を食べるんだね。
あれでお腹の調子を整えるんだね。
しかしそんなことを繰り返すうちにさすがにスルメには見向きもしなくなったよね。
あんなにお前が食べまくっても誰も怒らなかったろ~!
不思議に思って聞いてみたことがあるんだよ。
そしたらさ~。何て言ったと思う。
たった一言「今に飽きるよ」だって。
全くその通りだったものね。
いや〜。おかげで勉強になったね〜!
でも、苦しんでいるおまえを助けもしないで放っておいて・・・というか、どうして良いのか分らなかったんだよね~。
お前は猫だしね~。
人間とは違うしね~。
猫よ!・・・ごめん!
猫よ!2 ― 2017年01月17日 16:05
猫よ!あれはいかんぞ!あれは。
あんなものにジャレてはいかん。
ガスストーブの元栓にジャレてガスコードが抜けてしまったではないか。
夜中に私の布団から抜け出してあんなことをしてはいかん。おかげで部屋中ガスだらけ。
朝御飯はガスをオカズにして食べているようなものだったぞ。
ガスの種類によっては死んだりするんだってよ・・・聞いた話だけど。夜中に目を覚まして暗いからってマッチを擦ると爆発しちゃうんだよ。
酸欠で学校へ行くのもフラフラ。何度も雪で顔を洗いながらやっと青森高校にたどり着いたものの、すぐに医務室送りになってしまったではないか。
あれはいかん、あれは。あんなものにジャレついてはいけません。
しかし、どうしてあんな動いてもいないコードにジャレついたのか?
ジャレついたとはいえ、そんな猫手でコードを外すことが出来たのか?
今もって謎である。とはいえ他に誰もいなかったのだ。他には考えられないのだ。
だからやはりおまえのせいだということにしておいてくれ。
猫よ!・・・すまん!
あんなものにジャレてはいかん。
ガスストーブの元栓にジャレてガスコードが抜けてしまったではないか。
夜中に私の布団から抜け出してあんなことをしてはいかん。おかげで部屋中ガスだらけ。
朝御飯はガスをオカズにして食べているようなものだったぞ。
ガスの種類によっては死んだりするんだってよ・・・聞いた話だけど。夜中に目を覚まして暗いからってマッチを擦ると爆発しちゃうんだよ。
酸欠で学校へ行くのもフラフラ。何度も雪で顔を洗いながらやっと青森高校にたどり着いたものの、すぐに医務室送りになってしまったではないか。
あれはいかん、あれは。あんなものにジャレついてはいけません。
しかし、どうしてあんな動いてもいないコードにジャレついたのか?
ジャレついたとはいえ、そんな猫手でコードを外すことが出来たのか?
今もって謎である。とはいえ他に誰もいなかったのだ。他には考えられないのだ。
だからやはりおまえのせいだということにしておいてくれ。
猫よ!・・・すまん!
猫よ ― 2017年01月13日 16:31
昔猫はネズミを捕っていた。
掃除の時はいつもハタキにジャレついてネズミを捕る準備運動をしていた。
首根っこを掴んで持ち上げると、足をだらんと下げる猫はネズミを捕らない猫。
キュっと足を縮める猫はネズミを捕る猫。
我が家の猫はキュっと足を縮める猫。
やった〜!と喜んだものです。
大掃除の時に靴箱の靴にネズミが子を産んでいるのを見つけてギャっと驚いた時もあった。
夜ごと屋根裏をネズミが走り回り、それを追いかける猫。
ネズミを咥え眼を光らせてのそりのそりと歩く姿は、確かに猫もライオンの仲間なのだと納得させるだけの風格があった。
昔は猫も立派に仕事をしていたのである。
それがただ可愛いだけになり、まさか駅長なんぞになる時代がやって来ようとは。
猫よ目覚めよ?
猫よ!それで良いのか?
とおじさんは思うのです。
おまえのプライドは何処へ行った。
猫よ!威厳を取り戻してくれ!
・・・とは言ってもそもそも家にネズミがいなくなってしまったのだから、無理なのだけど。
猫よ!・・・ごめん!
掃除の時はいつもハタキにジャレついてネズミを捕る準備運動をしていた。
首根っこを掴んで持ち上げると、足をだらんと下げる猫はネズミを捕らない猫。
キュっと足を縮める猫はネズミを捕る猫。
我が家の猫はキュっと足を縮める猫。
やった〜!と喜んだものです。
大掃除の時に靴箱の靴にネズミが子を産んでいるのを見つけてギャっと驚いた時もあった。
夜ごと屋根裏をネズミが走り回り、それを追いかける猫。
ネズミを咥え眼を光らせてのそりのそりと歩く姿は、確かに猫もライオンの仲間なのだと納得させるだけの風格があった。
昔は猫も立派に仕事をしていたのである。
それがただ可愛いだけになり、まさか駅長なんぞになる時代がやって来ようとは。
猫よ目覚めよ?
猫よ!それで良いのか?
とおじさんは思うのです。
おまえのプライドは何処へ行った。
猫よ!威厳を取り戻してくれ!
・・・とは言ってもそもそも家にネズミがいなくなってしまったのだから、無理なのだけど。
猫よ!・・・ごめん!
なまり ― 2016年11月19日 23:43
私が大学生の頃までは、まだみんな方言というか、なまりを恥ずかしいものと思っていた。
私も東京に行った時に、「わだって標準語ぐらいなんだもんだ」と気取って話をしたら、一発で「あら、あなた津軽でしょ!」と言われてガックリきたことがある。
そんな時代に何処に行っても堂々と津軽弁で通す友がいた。
場所は新潟。
大学の英語の授業。教科書を順繰りに読んでいき、遂に彼の番に。
と、何と津軽弁で英語を読んだのである。
あのなまり、あのイントネーション!
みんなは一体何が始まったのかと一瞬シーンとなり、それからは笑いをこらえるのに必死の形相であった。
やがて本人も気が付いたようで、「おめだぢ、何笑っているんだば?」で爆笑に変わってしまった。
「アナと雪の女王」の津軽弁版はあるが、英語の津軽弁版は未だにない。残念!
「なまり」ではもう一つ思い出が。
仙台の予備校に通っていた頃、榴ケ岡にある平家琵琶を弾くおばさんの所に下宿していた。
このおばさん、料理が超苦手。
弁当の中身が毎日同じ。
アルミの弁当箱に白いご飯。真ん中に梅干しで日の丸弁当。
まるで戦中派。
中を小さく仕切って、いつもグリーンピースの天ぷら一枚となまりが一切れ。
たったこれだけ。
なのにこの「なまり」がまた時々傷んでいて臭うから堪らない。
とても食べられない。
かといって他に食べるものはグリーンピースの天ぷら一枚のみなのである。
とてもお腹がもたない。
腐って帰ってくると、琵把の音と共に「平家物語」の迷調子。
それを聞いて空きっ腹が「グー」。
なんでグーなんだと空きっ腹にやつあたり。
我青春の悲惨な体験である。
このなまりとは生利節のこと。
主に鰹を加工したものである。
鉛、訛り、生利。
人生色々、なまりも色々である。
私も東京に行った時に、「わだって標準語ぐらいなんだもんだ」と気取って話をしたら、一発で「あら、あなた津軽でしょ!」と言われてガックリきたことがある。
そんな時代に何処に行っても堂々と津軽弁で通す友がいた。
場所は新潟。
大学の英語の授業。教科書を順繰りに読んでいき、遂に彼の番に。
と、何と津軽弁で英語を読んだのである。
あのなまり、あのイントネーション!
みんなは一体何が始まったのかと一瞬シーンとなり、それからは笑いをこらえるのに必死の形相であった。
やがて本人も気が付いたようで、「おめだぢ、何笑っているんだば?」で爆笑に変わってしまった。
「アナと雪の女王」の津軽弁版はあるが、英語の津軽弁版は未だにない。残念!
「なまり」ではもう一つ思い出が。
仙台の予備校に通っていた頃、榴ケ岡にある平家琵琶を弾くおばさんの所に下宿していた。
このおばさん、料理が超苦手。
弁当の中身が毎日同じ。
アルミの弁当箱に白いご飯。真ん中に梅干しで日の丸弁当。
まるで戦中派。
中を小さく仕切って、いつもグリーンピースの天ぷら一枚となまりが一切れ。
たったこれだけ。
なのにこの「なまり」がまた時々傷んでいて臭うから堪らない。
とても食べられない。
かといって他に食べるものはグリーンピースの天ぷら一枚のみなのである。
とてもお腹がもたない。
腐って帰ってくると、琵把の音と共に「平家物語」の迷調子。
それを聞いて空きっ腹が「グー」。
なんでグーなんだと空きっ腹にやつあたり。
我青春の悲惨な体験である。
このなまりとは生利節のこと。
主に鰹を加工したものである。
鉛、訛り、生利。
人生色々、なまりも色々である。
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