猫よ2017年01月13日 16:31

昔猫はネズミを捕っていた。
掃除の時はいつもハタキにジャレついてネズミを捕る準備運動をしていた。
首根っこを掴んで持ち上げると、足をだらんと下げる猫はネズミを捕らない猫。
キュっと足を縮める猫はネズミを捕る猫。
我が家の猫はキュっと足を縮める猫。
やった〜!と喜んだものです。

大掃除の時に靴箱の靴にネズミが子を産んでいるのを見つけてギャっと驚いた時もあった。
夜ごと屋根裏をネズミが走り回り、それを追いかける猫。
ネズミを咥え眼を光らせてのそりのそりと歩く姿は、確かに猫もライオンの仲間なのだと納得させるだけの風格があった。
昔は猫も立派に仕事をしていたのである。
それがただ可愛いだけになり、まさか駅長なんぞになる時代がやって来ようとは。
猫よ目覚めよ?
猫よ!それで良いのか?
とおじさんは思うのです。
おまえのプライドは何処へ行った。
猫よ!威厳を取り戻してくれ!

・・・とは言ってもそもそも家にネズミがいなくなってしまったのだから、無理なのだけど。

猫よ!・・・ごめん!